今更ながら初心に戻り 875。
oro-russet、oro-iginal、oro-legacy 3種類の875 を並べてみた。
875 は1950年代に誕生したハンティングブーツであるRW-877を6インチ丈に短くしたモデル。オレンジ色の革がセッター犬の毛並の色に似ていたため「アイリッシュセッター」という名前が付いた。
アイリッシュセッターと名付けられた 875 は1990年代後半までの物であり、その後はクラシックワークとなる。
米国では、2000年にレッドウィング社のハンティング・アウトドアブランドであるアイリッシュセッター・ハンティングブーツ (Irish Setter Hunting Boots) が誕生した。
日本では2011年に、9875,9874等のアイリッシュセッターと名付けられたモデルが復刻している。
875のレザー変遷は下記の通り。
oro-russet
レオ・メテンが1936年に開発したオレンジ色の革。
カルフォルニアに生息するレッドウッドの樹液で鞣した。
oro は山を意味する接頭語。
russet は赤味がかった茶色の意味。
オレンジ 1950年代〜1980年代
赤茶 1990年前半
oro-iginal 1996年〜
発売当初の oro-russet の色合いに戻すため開発された
oro-legacy 2013年〜
oro-iginal は時と共に色合いや表面加工が変化した。
oro-legacy は、1996年当初の oro-iginal を再現するため開発された。
典型的なオイルド・フルグレイン・レザー。
本来の革の銀面(表面)を加工せず使用
半円犬タグの oro-russet 875 は最も赤味が強いモデル。長年の汚れで更に濃く変色。
oro-iginal 875 は薄茶色で、黒いハトメが使われている。初期の oro-iginal はベタつき感があった。
oro-legacy 875 は未使用の状態でもしっとり感があり、oro-iginal と比べて、深い色合いとなっている。
左から
oro-russet(1995 半円犬タグ)
oro-iginal(1998 サイド羽タグ)
oro-legacy(2014 羽タグ)
左から
oro-legacy(2014)
oro-iginal(1998)
oro-russet(1995)
0 件のコメント:
コメントを投稿