movies 2017

1.エクステ
愛のむきだしより前の園子温監督作品。所謂ジャパニーズホラー。チープ感、ジメジメ感。後の作品つながるモチーフが表れている。つぐみが演じる母親が良い

2.ブラック・ファイル 野心の代償
アル・パチーノ、アンソニー・ホプキンスという大御所が出演するサスペンス。緊張感があるものの、全体的にまとまりがない。伏線の張り方が良くな+いため、ラストの衝撃度も低い

3.The NET 網に囚われた男
キム・ギドク監督の新作。不条理が炸裂。オーバー気*味な演出が気になるものの、ずっしりくる

4.グースバンプス モンスターと秘密の書
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。北米では2015年に公開されたが、日本では2017年にやっと公開。かなり面白いファンタジー作品だが、日本では地味な公開である

5.アンダーワールド ブラッドウォーズ
バンパイアアクションシリーズ5作目。公開劇場が非常に少なく、DVDリリースも3月予定。次回作はDVDスルーになってしまうのではないかと心配になる。面白いのに残念

6.幸せなひとりぼっち
本国スウェーデンで記録的ヒット。絶妙な間や映像が良い。涙腺を刺激する作品

7.ネオン・デビル
ニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作。相変わらずの痛いシーンが盛り込まれ、独特の色合いを持った映像がイケてる

8.ワイルド わたしの中の獣
アブノーマルな恋愛映画。あまり好みの映像ではないが、尺が短くダレることはない

9.レジデント
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。デンマークのゾンビ映画。及第点ながら目新しさはない。正統派のゾンビ映画

10.スケア・キャンペーン
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。前作モーガン・ブラザーズがなかなか面白かったコリン&キャメロン・ケアンズ監督。本作は予想が出来るものの、テンポが良く、二転三転するストーリーも飽きさせない

11.ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
ヘミングウェイやフィッツジェラルドも登場。米国の文学史に触れた作品で題材は面白いが、平坦な進行のため淡々とした印象を受ける

12.ダークレイン
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。メキシコのホラー作品。ファンタスティック系の映画祭で話題になったとの触れ込みだが、脚本がグダグダ。爽快感がまるでない

13.コンサルタント
ギャヴィン・オコナー監督の新作。ギャビン・オコナーと言えば、傑作ウォーリアの監督。本作はベン・フレックを上手く使って面白いアクション映画に仕上げている。

14.FOUND ファウンド
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。低予算ながら、ファンタスティック系の映画祭で受賞した作品。確かに面白いのだが、完成度が低く締りがない

15.インビテーション
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。シッチェス・カタロニアファンタスティック映画祭2015で最優秀賞受賞。面白いサスペンス映画。後半の展開はスピーディー。そうきたか、と思わせるラストも良い

16.この世界の片隅に
映像表現が良い。戦時中の日常を淡々と描いているが、一つ一つのエピソードのインパクトが大きい。伏線の張り方も良い

17.特捜部Q Pからのメッセージ
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。前2作とは異なり、今作はハンス・ペテル・モランド監督。シリーズを追うごとに面白くなる。バディーもしっくりしてきた

18.マグニフィセント・セブン
流石のアントニン・フークア監督。決められた尺の中で、人種、男性女性、それぞれのキャラが立っている。最後まで生き残るメンバーあ現代を象徴してる。派手なアクションも良い

19.ドクター・ストレンジ
安定のマーベル。アベンジャーズとの関わりもあり、世界観がより広がる。当然、続編必至。劇中に度々登場する印象的な時計は、映画には珍しいジャガールクルト

20.君の名は。
2016年の大ヒット作品を遅ればせながら鑑賞。ラブストーリーとしてはオタク的。大ヒット作品だけに批判も多いが、作品としては佳作。ラストはもっとあっさりとすれ違う程度の方が好み

21.マリアンヌ
ゼメキス監督の最新作。ひねりもなくあっさりと終わってしまう

22.グリーンルーム
ブルーリベンジで注目のジェレミー・ソルニエ監督。バイオレンススリラー作品。清々しいラスト。展開も面白い

23.セル
スティーブン・キング原作のホラー。つかみは良かったが、後半はシュールな世界。黒沢清監督の回路を思い起こさせた

24.ペット 檻の中の乙女
ヒューマントラスト未体験ゾーンの映画たちの1本。単なる異常者による誘拐、監禁劇と思いきや、実は〜。こういう驚きに満ちたスリラーを観ることが出来るのは嬉しい限り

25.相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断
サブタイトル長過ぎ。説明し過ぎ。タイトルで全てのストーリーを語り切るという荒業。相変わらず左により過ぎているのはさておき、早い展開は面白い。しかし、いつにも増して長い告白タイムにはウンザリ。2時間ドラマじゃあるまいし

26.クリミナル 2人の記憶を持つ男
ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、そしてライアン・レイノルズと、割りと豪華な俳優陣。ケヴィンはなかなか良い存在感。以前、ライアン・レイノルズが主演したセルフレスと設定が被っており、既視感ありあり

27.アサシン・クリード
ゲームの映画化。ファスベンダーを始め、配役が良い。ダークな世界観

28.ロスト・エモーション
リドリー・スコットプロデュースのSF。世界観が面白い。ロケ地は日本。長岡造形大学 (新潟県長岡市)、埼玉県立大学(埼玉県越谷市)、MOA美術館 (静岡県熱海市)、淡路夢舞台 、狭山池博物館 (大阪府大阪狭山市)。安藤忠雄氏の建築物が映像にマッチして素晴らしい

29.ラ・ラ・ランド
ミュージカルの要素が抑えられており、自然な流れで歌と踊りが入る。ラストが絶妙だ。このラストはラ・ラ・ランドそのもの。ラスト数分のために2時間のストーリーが存在する。想像力を求める作品

30.ナイスガイズ!
日本では、ほぼ同時期に公開されているラ・ラ・ランドで注目のライアン・ゴズリング。こちらは軽いノリのバディムービー。全く異なるタイプの作品ながら、ライアン・ゴズリングの存在感は際立つ。ラッセル・クローとの掛け合いも良い。監督は1990年代にアクションムービーの脚本家として活躍したシェーン・ブラック

31.雨の日は会えない、晴れの日は君を想う
ジャン=マルク・ヴァレ監督の新作。無駄のない見事な運び。下手をすると置いていかれるが、作り手の意図が解った時は爽快。ギレンホールとワッツの演技も見事

32.マン・ダウン 戦士の約束
終始重い雰囲気。ちょっとした仕掛けもあり、なかなか面白い。戦争体験者の現実が厳しい

33.リメインダー 失われた記憶の破片
一種のタイムパラドックス物。主人公の混乱を観ている側も追体験できる。手法は斬新

34.ボヤージュ・オブ・タイム
テレンス・マリックの新作。ツリー・オブ・ライフからの流れで相変わらず天の視点。残念ながら凡庸な展開。今作は、前作まで撮影を担当していたエマニュエル・ルベツキではない。これは非常に残念。近年のテレンス・マリック作品の魅力はルベツキによるものが大きい

35.わたしは、ダニエル・ブレイク
一旦は引退宣言をしたケン・ローチが再び監督した作品。カンヌでパルムドールを受賞した。非常に重苦しいが、パルムドール受賞は納得

36.WE ARE X
監督は音楽関連のドキュメンタリー映画で優れた作品を撮ってきたスティーヴ・キジャック。YOSHIKI と TOSHI が軸になっているのは当然だが、X JAPAN の過去と未来をドラマチックに映像化している

37.おとなの事情
ワンシチュエーションのイタリア映画。尺の長さも脚本も良く、緊張感が持続する。さり気ない伏線の張り方も上手い

38.クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の新作。いつもながら予測不能なストーリーが展開される。てんこ盛りで贅沢な一本

39.はじまりへの旅
ウィゴ・モーテンセン主演。ストーリーはほぼファンタジーのよう。単にめでたしめでたしではなく、現実と折り合いを付けたラストに不穏な印象を与えている

40.ハードコア
斬新な一人称視点が注目されている作品。POVとして最高の映像。だが、この作品の肝は脚本。脚本が良いので映像が活きてくる。まるでアドベンチャーゲームをやっているようだ

41.パッセンジャー
実際の作品と隔たりのある予告映像で勘違いした観客の評価は低いかもしれない。内容はなかなかハード。甘さ控えめで良い。宇宙の映像は美しい

42.ムーンライト
LGBT、人種、麻薬等、マイノリティを扱っているが、それを全面に押し出すのではなく、現実を受け容れるように淡々と進む。ララランドより、一般的なウケが良いことがアカデミー作品の受賞に繋がったのかもしれない

43.午後8時の訪問者
カンヌではお馴染みのダルデンヌ兄弟の新作。音楽を排除し、映像のみで表現している。常に主人公がそこに存在し、主人公と伴にストーリーが進む。終始重い

44.キングコング 髑髏島の巨神
怪獣映画はこうあるべき的なハイテンション。大歓迎。サミュエル・L・ジャクソンが非常に良い。次回作が非常に楽しみ

45.ゴーストインザシェル
GISとSACのエピソードを混ぜて、一般に受け容れ易くアレンジしている。新しさや驚きはないが、映像や世界観は良い。オリジナル作品へのリスペクトが感じられる。たけし作品へのオマージュも織り交ぜられ、たけしのアウトレイジっぷりが良い

46.ライオン 25年目のただいま
実話ベース。ニコール・キッドマンの母親役がハマっている。タイトルが軽いオチとなっており、非常にセンスが良い

47.ショコラ 君がいて、僕がいる
邦題のサブタイトルは不要。センスを疑う。主役のオマール・シーは安定

48.人生タクシー
POV作品。伏線が上手く張られており、脚本が素晴らしい。イランの現状が垣間見れる

49.バーニング・オーシャン
2010年メキシコ湾原油流出事故をモチーフにしている。迫力ある映像で見応えあるディザースタムービー。前作ローンサバイバーに続きピーター・バーグ監督と主演マーク・ウォールバーグのコンビ。ローンサバイバーの時と同様、日常における身の振り方を考えさせられる

50.フリー・ファイア
傑作。ワンシチュエーションで一気に進む。ベン・ウィートリー監督恐るべし。今までにないスピード感の斬新なガンアクション

51.グレートウォール
中国資本のハリウッド作品。安定のチャン・イーモウ監督。何故マット・デイモンが主演したのか謎だが、映像の迫力はなかなか。最初から最後までクライマックスのようだ。出し惜しみなしで好感が持てる

52.パージ:大統領令
シリーズ3作目。設定は落ち着いてきたので、じわじわくる怖さはない。その分派手さが増している。シリーズとしては完成しているので、完結とすべきかもしれない

53.夜に生きる
ベン・アフレック監督、主演。監督のベン・アフレックは良い仕事をする。主演のベン・アフレックはまあまあ

54.ヒドゥン・フィギュアズ
実話ベース。人種差別、性差別が公然としていた時代のNASA。ケヴィン・コスナーが存在感を示している

55.ノー・エスケープ
シンプルイズベスト。単純明快。単純に狙撃者から逃げる話しだが、面白い。流石、キュアロン親子

56.アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
ドローンによる遠隔攻撃を描いた部分はドローン・オブ・ウォーと重なる。しかしテーマが異なる。本作はポリティカルスリラーだ。意思決定をたらい回しにするシーンでは思わず笑ってしまった

57.スノーデン
エピソードの切り取り方、映像に緊張感がある。オリバー・ストーンらしい社会派な作品。現在日本が置かれている状況を見つめるきっかけにはなりそう

58.トリプルX:再起動
ヴィン・ディーゼル、アイス・キューブ、ドニー・イェンが出演。おまけに、意味もなくネイマールまでも登場。豪華ではあるがぴりっとしない

59.カフェ・ソサエティ
ウッディアレンの新作。舞台は久々のNY。ララランドと被るところはあるものの、含みのあるエンディング、脚本はウッディアレンらしさ全開

60.はじまりのうた
音楽物に定評があるジョン・カーニー監督。ドラマも非常に面白い。この手の作品は鉄板

61.イン・ユア・アイズ 
君の名は。と設定が似ていると話題になっていたが本作。こちらは2014年の作品。「君の名は。」の元ネタは2014年、新海監督がZ会向けに作ったクロスロードなので、本作と似ているのは偶然だろうが、時間がズレているエピソードは、おやっと思わせる。しかし、イルマーレという作品もあるわけだし、気にすることもない。さて、本作は大人向けファンタジー。残念ながら物語の構造が薄い

62.ガーディアン・オブ・ギャラクシー リミックス
他のマーベルシリーズにはない最高の世界観。スタン・リーのカメオ出演も、ちょっと驚くが、ナイトライダーネタは面白い。

63.スプリット
期待を裏切り続けるシャマラン監督の新作。前作ヴィジットが良い出来だったので、本作にも期待が掛かる。しかし、宣伝が的外れ過ぎて、観る前から誤った先入観を抱いてしまったため、少々ガッカリする。ホラー色の強い作品と思いきや、あっちの方向性だった。しかし、登場人物の背景とリンクした展開は上手い

64.バッド・バディ!!私と彼の暗殺デート
ノリの良いアクションコメディー。原題はMr.right(理想の人)。原題がしっくりくる

65.皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
永井豪原作の鋼鉄ジーグをモティーフにしたイタリアのヒーロー映画。派手なCGも、展開もなく、地味に進む。冴えない中年男性がちょっと活躍する姿が良い

66.ジェーン・ドウの解剖
前作トロールハンターで映画祭を席巻したアンドレ・ウーヴレダル監督の新作。じわじわ怖がらせるホラーらしいホラー作品。後味も最高

67.潜入者
主役のブライアン・クランストンが良い。潜入捜査における境界線が曖昧になる過程が興味深い。小規模公開ながら見応えがある作品

68.マンチェスター・バイ・ザ・シー
ベン・アフレックがハマり役。過去との折り合いの付け方がこの作品の素晴らしい所。エンディングのあっさり感が良い

69.メッセージ
ハードSFとして満足度が高い。伏線も上手い。言語の映像表現が秀逸。プリズナー、複製された男、ボーダーラインと過去の作品も面白いドゥニ・ビルヌーブ監督。次回作品、ブレードランナー2049が楽しみ

70.ブラッド・ファーザー
メル・ギブソン久々の主役。おじさん頑張る系のアクション映画。マッドマックスへのオマージュあり

71.ラプチャー 破裂
ホラー色が強いのかと思いきや、予想外のトンデモ系。傑作マーターズに触発されたと思われるが、足元にも及ばず残念

72.ジョン・ウィック:チャプター2
相変わらずガンアクションが格好良い。接近戦でのガン+格闘技。名作リベリオンいうところのガン=タカ。ストーリーは前作よりもスケールアップ。続編も楽しみ

73.LOGAN ローガン
X-MENらしさが全くないのが新鮮。今までのX-MENシリーズは、本作の為に存在しているのではないかと思える。CG抑えめの肉弾戦もX-MENらしくない。ラストシーンはぐっとくる

74.ゴールド/黄金の行方
マコノヒーの為の作品。起伏の乏しい展開だが、緊張感は持続する。オチにはちょっとやられた

75.アイム・ノット・シリアルキラー
もたもたした展開に中盤はダレる。しかし唐突に現れる驚きの展開。色々伏線が埋め込まれていたが、気付かなかった。度々あった違和感を感じるシーンも納得

76.キング・アーサー
ガイ・リッチー全開の映像。物語はさておき、映像を観る作品

77.ドッグ・イート・ドッグ
ニコラス・ケイジ、ウィレム・デフォー出演の犯罪劇。基本的ダメ人間の集まりなので結果は見えている。出だしは良かったが中盤以降のモタつきが残念

78.怪物はささやく
説教臭いファンタジー。各々のエピソードにまとまりがなく、散漫な印象

79.22年目の告白 私が殺人犯です
オリジナルの韓国映画とは趣きが異なるようだ。オリジナルとは違いアクションの要素はない。更に後半の展開も捻りがある。なかなか良い改変だ

80.マローダーズ/襲撃者
掴みは良い。色々盛り込んでいるが、伏線が弱いためか、爽快感がない

81.ジーサンズ 初めての強盗
予定調和で進むストーリー。マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アラン・アーキン。この手の作品は演技を堪能できる

82.ありがとう トニ・エルドマン
162分という長い上映時間。ゆったりとした間を詰めれば短くなるが、この作品の味を殺してしまう

83.ビニー 信じる男
実在のボクサー、ビニー・パジェンサを描いた作品。コーチ役のアーロン・エッカートの変貌に驚いた。テーマを絞ったシンプルな構成で観易い

84.地獄愛
カルトムービーとして有名なハネムーン・キラーズと同じ題材を扱っている。直接的な表現が多い。てんこ盛りでなかなか面白い

85.ディストピア パンドラの少女
新しいタイプのゾンビ映画。ラストの処理について否定的な意見もあるようだが、パンドラというサブタイトルを端的に表している

86.ハクソー・リッジ
メル・ギブソン久々の監督作。壮絶な沖縄の高田高地の戦闘を描いている。宗教がメインテーマとなっているが、とにかく戦闘シーンの描写が凄い。圧巻。日本兵の登場がまるでホラー

87.パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
前2作の出来が悪かったが、シリーズ最終となる本作は、散漫さがなくなりスッキリと楽しめる。コンティキの監督、ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリの採用は正解。ポール・マッカートニーの登場は地味過ぎて、うっかり忘れてしまいそう

88.ライフ
ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズとなかなか良い俳優陣を揃えつつ、内容はほぼエイリアン。宇宙ステーション内の映像は素晴らしいが、クリーチャーはチープ。テンポが良いのでそこそこ満足

89.しあわせな人生の選択
死を迎える男性の日常を、抑揚を抑えて淡々と描く。様々な人との別れやあっさりとしたラストシーンは余韻が残る

90.バイバイマン
まったく怖さを感じさせないタイトルだが、面白いホラー作品。予定調和で意外性はない

91.静かなる復讐
スペインのサスペンス作品。一風変わった復讐劇。映像を通じて、主人公の状況が徐々に明らかになる

92.顔のないヒットラーたち

93.スターシップ9
センスが良いSF映画。映像で状況を的確に表現している。ネタバレ厳禁。とはいえ驚きは少なめ。

94.ウィッチ
予想外にホラーしている。猜疑心が魔女を産み出す過程を上手く表現している

95.ファウンダー
マイケル・キートンが好演。マクドナルド創設の話し。実に興味深い

96.スパイダーマン ホームカミング
アイアンマンが諸悪の根源に見えてくる。アベンジャーズシリーズに組み込まれながらも、独自の路線。ファウンダーに続いて、敵役のマイケル・キートンが良い

97.ワイルドスピード ICE BREAKE
ポール・ウォーカー亡き後でも、上手く話しをまとめている。新シリーズの幕開けとしては良い。ジェイソン・ステイサムが驚きの大活躍

98.Valerian and the City of a Thousand Plan(原題)
リュック・ベッソン監督の新作、SF映画。コミックが原作。お金を掛けているだけあって、映像は良い。世界観が面白い

99.The Circle(原題)
GoogleやFACE BOOK等をモデルとした架空のIT企業がテーマ。脚本が悪いのか、盛り上がりに欠ける。トム・ハンクスが出演しているがパッとしない

100.ワンダーウーマン
DCのジャスティスリーグシリーズ。マーベルと比較すると派手さはないが、重みを感じる。同じことをしていても2番煎じなので、この路線で良い

101.ザ・ウォール
ダグ・リーマン最新作。イランの戦場が舞台。戦争がテーマではなく、シチュエーションスリラー。緊張感のある映像は流石のダグ・リーマン監督

102.ザ・マミー
ダークユニバースプロジェクト始動。オープニングとしては、少々物足りない。今後の布石が散りばめられているので、気長に観ることにする

103.エル ELLE
ポール・バーホーベン復活。主役、イジャベル・ユペールがはまり役。64歳とは思えない美しさ

104.新感染 ファイナルエクスプレス
韓国のゾンビ映画。閉鎖された空間で繰り広げられる群像劇。素早いゾンビと高速列車によるスピード感。ゾンビ集団の勢い。韓国映画特有のジメジメ感とのバランスが絶妙

105.ダンケルク
ノーラン監督の新作。ノーラン初の史実物。良くも悪くもノーランらしい作品。臨場感のある映像が続く。状況説明も登場人物の背景もなく、起こっている事象を切り取り、映像だけで状況を表している

106.猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
リブート3作目。戦争や収容施設等、人類の愚行をテーマに描く。この点では、1968年の一作目から変わっておらず、目新しさはない。モーションキャプチャによるCGが見所

107.ベイビー・ドライバー
音とスピード感を体感できる。キャラ設定が良い

108.スイス・アーミー・マン
そうそう巡り会うことがない、かなり変な作品。嗜好が合わないとなかなか耐えられないかも。面白かった。主人公が自身と向き合うロードムービー。監督である二人のダニエルが撮った初長編作品。次回作が楽しみ

109.チェイサー
もう少し脚本が良かったら傑作スリラー。ところどころ緊張感が緩む。尺が短いので飽きない

110.エイリアン コヴェナント
リドリー・スコットはどこへ向おうとしているのか、少々不安になる。キャリアも残り少ないと思われるが、創作意欲は尽きないようだ

111.散歩する侵略者
舞台劇の映画化。昔やっていたNHK 少年SFドラマのような導入部。結構ドキドキ感がある。黒沢清監督っぽい映像がマッチする

112.アウトレイジ 最終章
一作目の衝撃と疾走感はないが、役者も揃い、シリーズ最後に相応しい作品。娯楽性が高い

113.アナベル 死霊人形の誕生
アトラクション的な映像。最初から最後まで同じテンションか続くので、少々飽きる

114.女神の見えざる手
脚本と主役のジェシカ・ジャステインが最高。怒涛の展開

115.アトミック・ブロンド
アクションへの出演が続くシャーリーズ・セロン。アクションは格好良い。スピード感重視で説明が少ないのも良い

116.ゲット・アウト
宣伝の謳い文句通り、予想外の展開を見せる。予告編もポスターも上手く出来ており、ミスディレクションに一役買っている

117.セブン・シスターズ
世界観、アクションのバランスが良い。単なるハッピーエンドで幕を閉じない終わらせ方も余韻が残る。主役のノオミ・ラパスが熱演

118.ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ
映画の主役は、アイリーンが設計した住宅 E 1027 である。もちろん、コルビィジエもアイリーンも登場するが、E 1027 の背景に過ぎない

119.トランスフォーマー 最後の騎士王
流石に映像の驚きはない。趣向を凝らしているものの、バトルシーンは同じことの繰り返しに見える。ファンタジー要素を取り込むことで変化させようとしているようだが、行き詰まっている

120.IT
ITはスティーブン・キングの代表作。過去において既に映像化されており、ITの正体が晒されたシーンではがっかりしたものの、なかなか面白く仕上がっていた。本作は今風にアレンジされ、映像化に成功している。過去と現在が交錯する原作とは異なり、時系列に展開するためテーマが絞り込まれ、原作とは独立した作品として完成されている。監督のアンディ・ムスキエティは、前作MAMAで注目された

121.A GHOST STORY(原題)
シーツを被った幽霊が登場する。冗談みたいな姿。ホラーではなく、ノンジャンルな作品。スクリーンの形も変わっている。台詞が殆どなく、長回しが多い。静かに進むが、どんどん展開するため、映像に集中できる。ラ見事なラスト

122.マイティ・ソー バトルロイヤル
一見さんお断り状態になってきた。世界観は、アベンジャーズではなく、ガーディアンズオブギャラクシーに近い。ロキが、今まで以上に生き生きとしており大活躍。マーベルコミックシネマスティックユニバースの中で最も好きなキャラクターはロキだ

123.ダークタワー
特捜部Qシリーズの脚本を手掛けたニコライ・アーセルが監督。スティーブン・キングの超大作を映画化。コンパクトな作品として、上手く映像化されている。原作をそのまま映像化するのは不可能ではないかと思われる

124.ジグソウ:ソウ・レガシー
監督はマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。アンデッドの衝撃はなかなかだった。その後、デイブレイカー、プリディスティネーションとキャリアを重ね、ビッグタイトルの本作となる。初期のテイストを残しつつ、装置やグロシーンはアップ。前シリーズ後半にのマンネリ感はなく、構成もなるほどと思わせる

125.ローガン・ラッキー
ソダーバーグの復帰作。前半はなかなか話しが進まないが、後半はテンポアップし、爽快感がある。含みのあるラストシーンも良い

126.ブレードランナー 2049
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作。プリズナーから、本作まで、どの作品も余韻を楽しむことができる。名作の続編を作るのは非常に難しいと思うが、本作はリドリー・スコットの作品を継承しつつも、レプリカントの視点を明確に打ち出している。映像と音響が素晴らしい

127.ジャスティス・リーグ
クリストファー・ノーラン監督が、バットマンシリーズで築いた世界観を発展させた上に、ザック・スタイダーの映像がハマっており、爽快な時間が過ぎる。統一されたダークな世界がジャスティスリーグシリーズの魅力。マーベルコミックとは一味違う。人間として最も弱い存在のバットマン、強すぎるが故に危うい存在のスーパーマン。最も良いアクセントはフラッシュだ。今後のルーサーとの絡みも楽しみ

128.ターザン:REBORN
新しい切り口で描こうとするものの、中途半端感が否めない

129.スター・ウォーズ 最後のジェダイ
脚本グダグダ。無駄に長い。キャラクター達も賑やかなだけ。今回の主役はルーク・スカイウォーカー。前回の主役はハン・ソロ。となれば、次回はレイアなのか。肝心のキャリー・フィッシャーが他界しているので、テンション下がる

130.ゴッホ 最期の手紙
ゴッホ風手描き動画が面白い

131.フラットライナーズ
これを今更リメイクする意味が分からない

132.否定と肯定
実話ベース。ラストを盛り上りに向けて、良い緊張感が持続する

133.ギフテッド
アメージング・スパイダーマンでは、マーク・ウェブ監督の良さが表れなかったが、こういう作品では安定度抜群

134.オリエント急行殺人事件
お馴染みのストーリーで予定調和。俳優を楽しむ作品

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