シッチェス映画祭ミッドナイト・エクストリーム部門最優秀作品賞受賞。単なるリベンジスリラーと思いきや、予想外の展開
2.アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界
スリーデイズボディの続編。前作はゾンビ化する過程を描き、なかなか斬新なゾンビ映画だったが、本作も面白い
3.クリムゾンピーク
デルトロの新作。お金のかかったホラー作品。予告などではお化け屋敷的な印象を受けるが、どちらかというとサイコ的。てんこ盛りだが、中途半端な印象
4.モンスターズ/新種襲来
モンスターズ/地球外生命体の続編。低予算の前作より大掛かりになっている。前作とは異なり、モンスターはただの背景に過ぎず、メインは人間同士の争い。戦争映画
5.人生の約束
ベタベタな邦画。富山県と高橋ひかるのプロモーション
6.イット・フェローズ
B級テイストなホラー。アイデアが素晴らしい。おそらくリングに触発されたと思われる。ジョン・カーペンターを彷彿とさせるシンセサウンド。余分な説明が一切ない潔さ
7.MOZU
TV版に続きラストも見ておこうと鑑賞。ダイジェスト版かと疑う程テンポが良い。下手に引き伸ばして前編、後編に分けなかったのは好印象。コメディーだと割り切れば、迫力もあるし悪くない。真の主役は長谷川博己
2016アカデミー賞ノミネート作品発表
マッドマックス強し。作品賞や監督賞をマッドマックスが受賞したら面白い。
今回こそディカプリオが主演男優賞を受賞できるか注目。ファスベンダーも強そう。
最近の活躍から、トム・ハーディーの助演男優賞ありかも
8.グッドナイト・マミー
シッチェス映画祭で話題のオーストリア映画。サイコスリラー定番のネタなので、勘がいい観客は序盤でカラクリが分かってしまうが、良く出来ている。緊張感と不気味さ続く
9.ブリッジオブスパイ
コーエンの脚本が良いためか、長尺は気にならず鑑賞する事が出来た。スパイは捕虜になってはいけないと認識させる一本
10.白鯨との闘い
メルヴィン著作の白鯨のに隠された壮絶な実話。悪意に満ちた邦題が付けられている。海洋アドベンチャーを思わせるが、実際はライフオブパイを彷彿させる内容
11.インシディアス 序章
ジェームズ・ワン、リー・ワネルのコンビによる新作ホラー。インシディアスの3作目。2作目の脚本が素晴らし過ぎて、少々パワーダウンしたが、お化け屋敷的な脅かしとジワジワ感のバランス良い
12.パラドクス
シッチェス映画祭で話題のメキシコ映画。面白いシチュエーションスリラー。ありがちなストーリーと思いきやあらぬ方向に進む
13.エージェント・ウルトラ
ジェシー・アイゼンバーグ主演のアクションコメディ。アクションの見せ方は面白い部分もあるが、ジェイソン・ボーン的な展開。尺も短いので、軽いノリで鑑賞
14.死の恋人ニーナ
怖さはないが、なかなか斬新なホラー。意外なオチも結構な驚き
15.スナッチャーズ・フィーバー -喰われた町-
低予算映画の定番、POV。流石にありきたりな表現方法だが、本作は効果的。基本的にはボディースナッチャーと同じ展開。侵略者の表現方法が不気味で良い
16.ザウォーク
これ程3Dで観て良かったと思える作品はない。高所の臨場感が凄すぎる
17.マーターズ
パスカル・ロジェ監督のフレンチホラーのハリウッドリメイク。オリジナルも痛いシーン満載だったが、リメイク版もそこそこ痛い。同じストーリーなので衝撃度はオリジナルには及ばない。改めてオリジナル作品の素晴らしさを認識
18.ブラックスキャンダル
実話ベース。FBI最大の汚職事件。ジョニー・デップとジョエル・エドガートンに持ってかれて、カンバーバッチの存在感が薄い
19.グランド・ジョー
ニコラス・ケイジ主演。少年役のタイ・シェリダンがベネチア新人俳優賞を受賞している。MUD に続きハマリ役。一方のニコラス・ケイジも、出口の見えないくたびれた感じが良い
20.デッド・オア・リベンジ
各国のファンタスティック系映画祭で話題のバイオレンス作品。目を背けるようなシーンはないが、苛々感が最初から最後まで延々と続く。ラストは納得の落とし方
21.フラクチャー
2007年米国公開。アンソニー・ホプキンス、ライアン・ゴズリング出演の法廷ミステリー。少々ご都合主義的であったりするが、面白い。
なぜか日本未公開、DVDリリースもされていない。知的で冷酷な犯罪者に扮するホプキンスがレクター博士とだぶる
22.デビルインサイド
2012年アメリカのホラー。低予算、POV。悪魔の憑依が拡大していくのが見所。あとは低予算なり
23.マギー
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のゾンビ映画。恐ろしげなゾンビが次から次へと襲ってきて、無敵のシュワルツェネッガーがなぎ倒していくというシーンは全くない。ひたすら地味に娘がゾンビ化する様子を描く。こういう作品も多くなり、作品自体に目新しさはないが、シュワルツェネッガーにとってチャレンジだ
24.ザ・ガンマン
96時間のピエール・モレル監督。ショーン・ペン主演。硬派なアクション。ショーン・ペンの影響で前面に押し出された政治的思想が邪魔に感じる。アクションが良かっただけに残念
25.オデッセイ
リドリー・スコットの新作。80歳になろうとするスコット監督の最大のヒット作。火星に取り残されたというシンプルな話しを、2時間半飽きさせずに描くのは流石。デビッドボウイのスターマン等、70年代のディスコ音楽が素晴らしい
26.ドリーム ホーム 99%を操る男たち
邦題は納得。マイケル・シャノン、アンドリュー・ガーフィールドが良い。特に憎たらしげなシャノンが効いている。不動産屋=悪みたいな表現はステレオタイプ過ぎるが、ラスト手前の緊張感は高まる。全体的には面白いだけに、エンディングは惜しいと感じる
27.ゾンビスクール
イライジャ・ウッド主演。脚本はリー・ワネル。かなり馬鹿っぽいゾンビ映画。ノリを楽しんで鑑賞
28.ディーパンの闘い
2015年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。オープンとエンディングの映像がかっこいい。内容はスリランカの内戦から、フランスへ逃れるという重い話し。預言者に続き、ジャック・オーディアール監督の作品が面白い
29.スティーブ・ジョブズ
3つのイベント前の出来事に集約して、無駄を省いた脚本が素晴らしい。テンポが良く最後まで一気に畳み掛ける。ただしジョブズの伝記として観てしまうとかなり物足りないと思われる。ファスベンダーは納得のアカデミー賞ノミネート
30.ディスクローザー
ジョエル・エドガートン脚本、主演。売り出し中のジェイ・コートニーも存在感。色々盛り上がりながら、ある種意表を突くラスト
31.もしも建物が話せたら
ビム・ベンダースが製作総指揮。監督はベンダースを含む6名の監督による建築物のドキュメンタリー。各監督独自の世界観を表現していて興味深い
32.特捜部Q キジ殺し
特捜部Qシリーズ映画化二作目。デンマークの作品。前作よりミステリー要素は控え目。北欧の暗さが特徴的
33.誰も知らない建築の話
2014年ヴェネチア・ビエンナーレでのプレミア上映作品「Inside Architecture」を再編集した劇場版。磯崎新、安藤忠雄、伊東豊雄、ピーター・アイゼンマン、チャールズ・ジェンクス、レム・コールハース。豪華なメンバー。大変興味深い作品
2016年アカデミー賞受賞結果
作品賞 スポットライト
監督賞 アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニートゥ
脚本賞 スポットライト
主演男優賞 レオナルド・ディカプリオ
助演男優賞 マーク・ライランス
主演女優賞 ブリー・ラーソン
助演女優賞 アリシア・ビカンダー
ディカプリオは遠回りして、やっと受賞。分かっていたけど、マッドマックスは残念
34.ロブスター
恐ろしくシュールな世界観。コメディーと思いきや、結構重い。含みのあるラストが良い
35.オートマタ
ロボット物としてはありがちなストーリー。映像は悪くない。ロボットを、単純に人類と敵対する存在としてではなく、進化した種として描いているのも好印象
35.あやつり糸の世界
ドイツの監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、1973年の作品。多層構造を描いたSF。チープ感はない。2部構成、約4時間という長尺。前半が主として台詞で展開するためダレる
36.マジカル・ガール
何から何まで予想外の方向へ進む。最後までとんでもない展開。魔法少女ユキコは笑えるが、メインストーリーとは直接関係ないお遊び
37.マネー・ショート 華麗なる逆転
後半が重く、すっきり感が全くない。後味も良くないが、カレルやベイルの葛藤を表していたように感じる。狂言回しのゴズリングも一役買っていた。宣伝上、ブラッド・ピットは役に対し、大きく扱われ過ぎ。カレルの付けるサブマリーナーがやたら目立つわけだが、彼の最後の決断を暗示していたと思う。ロレックスは富の象徴
38.砂上の法廷
法廷シーンに緊迫感がないのが致命的。ラストまで引っ張る展開は良かったが、オチに爽快感がないのが残念
39.バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
ダークナイトシリーズではなく、マン・オブ・スティールの続編。現在の米国を表す、ひたすら暗いストーリー。ルーサーは当然として、バットマンもスーパーマンも精神破綻者だ。ワンダーウーマンについては、説明が殆どないため、DCコミック未読者にハードル高い。アベンジャーズ対抗として、急ぎ過ぎな印象。映像について前作に続き、派手で楽しい
40.ミラクル・ニール!
サイモン・ペッグお得意のコメディー。宇宙人ポールやワールドエンドと同様、軽いノリ。ビジュアルはしっかり作り込まれている。テリー・ギリアムやロビン・ウィリアムズが声で登場している
41.ルーム
アカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。前作ショート・タームも良かったが、今作も良い。母子のみに焦点を当てて、経緯や犯人の様子等、不要な物を一切省いた映像が潔い
42.スポットライト 世紀のスクープ
隠された悪を暴き出すという、アカデミー作品賞向きのテーマ。自分達の非も認め、すっきりとしたラストを迎える。過剰な盛り上がりは抑えられ、マーク・ラファロ、マイケル・キートンなどの演技も良い
43.COP CAR/コップ・カー
ジョン・ワッツ監督、2作目の公開作品。前作クラウンと同様、凄惨な状況となるが、全体的にはゆるい。次回作も楽しみ
44.レヴェナント
頑張っていたディカプリオはさておき、トム・ハーディーの小悪党ぶりが良い。撮影監督のエマニュアル・ルベツキが最強。グラビティー、バードマン、レヴェナントと3年連続アカデミー賞受賞は納得
45.獣は月夜に夢を見る
デンマークのホラー作品。北欧の暗い雰囲気が映像とマッチしている。ストレートな展開でひねりなし。マイノリティーへの排他がテーマ
46.シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ウィンターソルジャーから続くストーリーだが、完全にアベンジャーズ。ハルク、ソーはリタイヤしているものの、それを補って余りあるオールスター出場。大人の事情を克服して登場したスパイダーマンにはテンションが上がる。ダークなヒーロー物
47.名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)
コナン映画化20周年。完全にアクション映画
48.アイアムアヒーロー
原作は未読。ジョージ・A・ロメロへのオマージュも込められた正統派ゾンビ映画。キャストも、映像も良い。ゾンビ映画が溢れかえっている現在でも、かなり面白い。大泉洋演ずる英雄君の持ち物はダナーライト、グレゴリー デイパック、プロトレック
49.ヴィクトリア
登場人物の行動については、少々疑問を感じつつも、全編ワンショットによる緊迫感で140分間を一気に見せる。ワンショットによる不自然さは全く感じることがない
50.追憶の森
カンヌでのブーイングはさておき、ちょっと薄いファンタジーだが、キャストも良くて、そこそこ楽しめる。自殺の地が樹海と結び付かないと難しいのかも
51.ボーダーライン
安定感のあるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の新作。デル・トロがひたすらかっこいい。メキシコのカルテルが定番のエグさ
52.ヘイル・シーザー
コーエン兄弟新作。相変わらずのテンポで楽しめる。映画愛に満ちた作品
53.ひそひそ星
園子温監督の新作。自主映画のためにかなり独自性が高い。昨年の作品群のクオリティが気になっていたが、本作でリブートされた感じ。今後に期待。モノクロームの映像が印象的
54.64-ロクヨン-前編
骨太な群像劇。前編のクライマックス、佐藤浩市 vs. 記者クラブのシーン熱い。後編が楽しみ
55.或る終焉
衝撃のラストと言われてるが、確かに突然訪れるラストには唖然とする。音楽は一切なく、多用されるロングショットが、緊張感を与えている
56.ヒメアノ〜ル
古谷実氏原作コミックの映画化。タイトルが表示されるタイミングが見事。少々ヌルさを感じるものの、99分という長さと展開の良さで引き込まれた
57.HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス
スパイダーマンのパロディーが随所に見られる。くだらなさは最強。アクションも良い。尺が長くなった分間延びした印象があるが、テンポは良い。続編を匂わせるエンディング
58.デッドプール
X-MENシリーズのキャラクターではあるが、本家とは異なり、下品さとおふざけが満載。メタフィクションの手法に好き嫌いが分かれそう。自分は面白かった
59.高台家の人々
前半の妄想シーンは面白いが、後半失速
60.サウスポー
ジェイク・ギレンホール主演。ボクシング映画。ベタベタな進行で安心出来る。タイトルのサウスポーを活かし切っていないのが残念。ギレンホールは素晴らしいが、格闘映画としては、少々弱い
61.教授のおかしな妄想殺人
ウディ・アレンの新作。原題はIRRATIONAL MAN。方向性を間違えた邦題にはがっかりするが、脚本やホアキン・フェニックス、エマ・ストーンは良い
62..FAKE
佐村河内守氏を撮ったドキュメンタリー(又はフェイクドキュメンタリー)。タイトルが示す意味は最後まで謎として残る。ラストシーンは印象的。非常によく出来た作品
63.64-ロクヨン-後編
後半失速。ラストに近づくにつれウェット感たっぷり
64.エクス・マキナ
アカデミー視覚効果賞を受賞。脚本賞にもノミネートされていた。見応えあり。脚本も映像も見事
65.ノック ノック
イーライ・ロス監督の新作。「メイクアップ 狂気の3P」のリメイク。流石のイーライ・ロス。よくぞこういうマニアックな作品を蘇らせる。ファニーゲームと比較されそうだが、趣きが異なるため、本作の方が不条理感はない
66.マネーモンスター
短い尺とシンプルなストーリーで一気に見せる。虚しさの残るラストも含め、上手くまとまったバランスの良い作品
67.10クローバーフィールド・レーン
J・J・エイブラムスの名前に釣られると最悪な感想を持つと思われる。宣伝がネタバレという最悪な状況配給会社は内容を把握してもらいたい。密室劇としては面白い
68.トリプル9 裏切りのコード
泥沼系クライムサスペンス。緊張感が持続し、展開も良く面白い
69.貞子vs伽椰子
白石晃士監督でなければ、観に行かなかったところ。白石テイストが全面に押し出されてはいるが、ぞくぞく感や気持ち悪さがなく、全編コメディー。ラストは納得の締め方
70.葛城事件
舞台の映画化。脚本が抜群。三浦友和が素晴らしい。星野役の田中麗奈が最も理解不能で、最も怖い
71.帰ってきたヒットラー
モキュメンタリーの表現が良くマッチしている。予想外にシリアスな展開。風刺の効いたコメディー
舞台の映画化。脚本が抜群。三浦友和が素晴らしい。星野役の田中麗奈が最も理解不能で、最も怖い
71.帰ってきたヒットラー
モキュメンタリーの表現が良くマッチしている。予想外にシリアスな展開。風刺の効いたコメディー
72.ダーク・プレイス
予告編の出来が良すぎる。登場人物の行動の必然性を感じないため、だらだらと間延びし過ぎ
73.日本で一番悪い奴ら
スピード感があり、長尺も気にならない。エンターテイメントとしては面白いが、実話ベースなので、怖さを感じる
74.レジェンド 狂気の美学
ブライアン・ヘルゲランド監督。トム・ハーディー主演。トム・ハーディーの存在感に尽きる。戦慄の絆を狙ったような、邦題のサブタイトルが意味不明。双子を扱った作品とはいえ方向性が違う
75.ウォークラフト
ダンカン・ジョーンズ監督の新作。ゲームがベースのファンタジー。ファンタジーは殆ど観ないのだが、ダンカン・ジョーンズ作品ということで鑑賞。彼の前2作と比べるとインパクトが低いが、映像やストーリーは良い。3部作になるそうなので、ダンカン・ジョーンズに付き合ってみる
76.クリーピー 偽りの隣人
序盤は、黒沢清監督の傑作 CURE を思わせる雰囲気で進むが、後半は一転、ストレート。唐突に進んだり、登場人物の行動が謎だったりと、不満を感じる人も多そうだが、不気味さを楽しめる。しかし、事実は小説よりも奇なりで、実際の事件の方が遥かに怖い
77.アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
ミア・ワシコウシカは随分歳を取った感じ。映像は綺麗だが、アリス的な世界感は薄い
78.死霊館 エンフィールド事件
ジェームズ・ワン監督の新作。オカルトホラーとして完璧な作品。見事な脅かし系イベントに、大笑いしながら拍手してしまった。長尺を感じさせない脚本と映像
79.疑惑のチャンピオン
ツール・ド・フランスのヒーロー、ランス・アームストロングの伝記。ドーピング発覚によりタイトル剥奪。ベン・フォスターの演技と、レース、特にダウンヒルの迫力が見所
80.二つ星の料理人
81.スロウ・ウェスト
サンダンス映画祭グランプリ受賞作品。地味ながら、ガンアクションもあり、ちゃんとした西部劇。爽快感皆無。ファスベンダーが渋い
82.ロック・ザ・カスバ!
バリー・レヴィンソン監督久々の新作。前作、ザ・ベイが目新しさのないPOV形式パニックムービーだったが、本作はコメディータッチのヒューマンドラマ。ビル・マーレイがハマっている
83.気狂いピエロ
言わずと知れたゴダールの代表作。今回初めて鑑賞。メタフィクションの手法により、一見グダグダな演出が活きる。50年前から一貫した映像表現揺るぎない世界観
84.アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
ブラッド・アンダーソン監督の新作。前作、ザ・コール、マシニスト、セッション9 等、比較的好きな作品を撮り続けている。今作は俳優陣も良く、オチも効いてる
85.デビルズ・メタル
ニュージーランド発、ハードゴアスプラッタホラー。笑いのポイントを押さえており、スプラッタシーンとのバランスが良い
86.アンフレンデッド
PC画面だけで進む。なかなか新しい見せ方。限られた空間だが、尺が短いため、飽きずに鑑賞。ストーリー自体目新しさはない
87.トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
見応えのあるドラマ。天才脚本家の実話。敵役として、ヘレン・ミランが実に良い
88.ハイライズ
JGバラード原作。エンターテイメント色の薄い、示唆的な作品。近未来の設定だが、ブラウン管などレトロ感が漂う
89.シン・ゴジラ
一見、昭和ゴジラに見えるが、使徒の様に描かれている。エヴァンゲリオンの世界観が繰り広げられる。怒涛のスピード感、ラストシーンにも驚かされる。一々表示されるテロップには大笑い
90.ペレ 伝説の誕生
ベタな展開ながら、スポーツエンターテイメントとしては王道の面白さ
91.ニュースの真相
実話に基づく硬派なドラマ。過剰な演出もなく見応えあり。ロバート・レッドフォードは随分歳を取った
92.X-MEN:アポカリプス
新シリーズの集大成。X-MENファンとしては、なかなか楽しめる作品
93.ダーティー・コップ
ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッド競演。登場人物の行動が読めないため、ちょっとした意外性がある
94.ゴーストバスターズ
リブート成功。旧シリーズの俳優が登場しテンションが上がる。続編が楽しみ。クリス・ヘムズワースが良いアクセント
95.ミュータントニンジャタートルズシャドウズ
スピーディーな展開であっという間に時間が過ぎる。前作ありきのストーリー運びで単品として観ると微妙
96.ライト/オフ
ジェームス・ワンが製作に加わったホラー。暗闇を効果的に表現した面白い作品。元々短編作品だったが、余りに評判が良かったため、長編作品として登場した
97.グランド・イリュージョン 見破られたトリック
展開が早く、ダレることもない。前作ほどの爽快感はないが、観客の騙しは良い。ご都合主義的な催眠術が気になる。次回作へ続きそうな終わり方だが、どこへ向かうのか。それはともかくカッパーフィールドのステージを日本で観たい
98.セルフレス 覚醒した記憶
ターセム・シン監督の新作。ターセムといえば、未だにザ・セルの印象が強い。設定が面白い。アクションも良く、脚本にも大きな穴がないので、一気に観ることができる
99.キングオブエジプト
3Dの必然性を感じない。もっとアトラクション感があると思ったが、それほどでもない。この手の作品は劇場が良い
100.スーサイド・スクワット
マン・オブ・スティールの流れをくむシリーズ。予想よりテンション低め。脇役とはいえ、ジョーカーの存在感が薄い。ジャスティスリーグシリーズの今後の展開に期待
101.コロニア
1973年、チリで起きた事件がベース。政治的、思想的な要素よりも、ハラハラドキドキ系となっている。焦点が絞られているため、観易く仕上がっている
102.イレブン・ミニッツ
ポーランドのイエジー・スコリモフスキー監督の新作。11分間の出来事を、複数の登場人物視点で描く群像劇。ラストに向かって怒涛の展開、、とはならず、爽快感はないものの、斬新なラスト
103.メカニック ワールドミッション
ジェイソン・ステイサム主演のアクション。前作メカニックの続編。ベタなアクション映画で驚きはないが、トミー・リー・ジョーンズが良い
104.ハドソン川の奇跡
流石のイーストウッド。邦題がイケてないのは致し方ないとして、無駄のない完璧な作品
105.ある天文学者の恋文
トルナトーレ監督の新作。冗長的な表現がなく展開は良い。おとぎ話のようなラブストーリーだが、甘ったるさがなく、後味スッキリ
106.高慢と偏見とゾンビ
本格派のゾンビ大作映画。元々は恋愛小説ベースのパロディーだが、アクションホラーとしても面白い
107.ラスト・ウィッチ・ハンター
ヴィン・ディーゼル主役のB級ファンタジーアクション。魔女対魔女ハンターというありきたりの設定ながら、イライジャ・ウッド、マイケル・ケインが脇を固め、そこそこ盛り上がる
108.ジェイソン・ボーン
グリーングラスとデイモンのコンビによるボーンシリーズのリブート。安定感はあるが、設定、アクション共に目新しさはない、揺れる映像は健在
109.人間の値打ち
サスペンスタッチのイタリア映画。同じ出来事を3人の視点で描く。構成が面白い。ラストのテロップにタイトルの意味が集約されている
110.無垢の祈り
原作のエピソードを絞り込んだことで、音楽とマッチしたシャープな映像となっている。グロシーンはぎりぎりで抑えられており、緊張感が持続する。インパクトのある作品
111.スター・トレック BEYOND
リブート後クオリティーの高い作品が続いていたが、本作は今一つ。音楽使った戦闘シーン以外、盛り上がりに欠ける
112.ザ・ギフト
面白いサイコスリラー。後味の悪さも非常に良い
113.コンカッション
ウィル・スミス主演のヒューマンドラマ。実話ベース。利益を守ろうとする組織vs.科学を追求する個人という単純な構造ながら、骨太な作品となっている
114.インフェルノ
ラングドン教授シリーズの3作目。展開が早いのは相変わらず。とりあえずスケールは大きい。前半の展開は面白い
115.PK
ラージクマール・ヒラニ監督。前作「きっとうまくいく」に続き、本作も傑作。まさに笑って泣ける。大きなテーマである宗教の扱いも面白い
116.奇跡がくれた数式
実話ベース。鉄板な展開。天才数学者ジャマヌジャンのエピソードの切り取り方が秀逸
117.ダゲレオタイプの女
黒沢清監督がフランスで撮った作品。行間を読ませる映像は面白い。ラストの処理が雑なのと、長尺のがマイナス
118.ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
ニコラス・ケイジ主演のB級ホラー。ありきたりの展開だが、時間も短くそこそこ面白い
119.31
ロブ・ゾンビ監督の新作。ハロウィン設定のホラー。拉致されて惨殺されるという古典的な設定。従来、若い男女が拉致されるのだが、本作では拉致されるのは中年の男女という斬新なもの。全体的には、ありきたりな展開
120.ジャック・リーチャー
アウトローに続く、ジャック・リーチャーシリーズ2作目。冒頭のつかみから、最後までテンポ良く一気に進む
121.ミュージアム
原作は未読。重く暗い映像は良い。グロさは控えめ。サイコスリラーとしてはまずまず
122.ホドロフスキーの虹泥棒
ホドロフスキーの長編6作目。1990年の作品が日本初公開。いかにもホドロフスキーという表現は控えめ
123.VR ミッション:25
バーチャル空間と実世界を行き来するアイデアは面白いが、低予算全開、登場人物に必然性がない等、色々残念
124.世界の果てまでヒャッハー!
フランスでは大ヒットしたらしいが、日本では難しいと予想される下品なネタ満載のコメディ。ただただくだらなさを観に行くのであればそれなりに面白い
125.レ・ミゼラブル
珍しくミュージカル。立川シネマシティで鑑賞。音響が素晴らしい
126.エヴォリューション
説明を省き、映像と世界観のみで押し切る。不気味さ全開
127.ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
ハリーポッターシリーズということだが、レッドメイン主役ということもあり、ターゲットとなる年齢層は高め。シリーズ導入パートとして良い掴み
128.マックス・スティール
玩具メーカー、マテル社のフィギュアを映画化したSF作品。現在日本では6館のみという地味な公開だが、しっかりと作られた作品
129.ブレア・ウィッチ
ザ・ギフトで良い仕事をしたアダム・ウィンガードの監督作品。ホラーのエポックメイキングであるブレアウィッチプロジェクトの正統な続編。POV表現も煮詰まった感のある現状で、なかなか上手くまとめている。ブレアウィッチプロジェクトでの謎のラストシーンの謎解きも面白い
130.マダム・フローレンス! 夢見るふたり
実話ベース。過剰な演出がなく、おとなし目に進む。ストリープとグラントが良い
131.ドント・ブリーズ
スピーディな展開と緊張感で、あっという間にラストを迎える。サム・ライミが制作に加わっており、低予算ながら、この手の作品では傑作
132.バイオハザード:ザ・ファイナル
前作よりも出来が良い。とりあえずシリーズはめでたく完結
133.ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
エピソード3とエピソード4を繋ぐストーリー。結末が分かっているにもかかわらず、見入ってしまう。予定調和だが面白い
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