非オイスターモデルである cellini を購入した。1970年代のオーソドックスでシンプルなドレスウォッチ。
「現行 explorer2 が最後の rolex」、「自分と同じ時間を過ごせる物が良い」などと思いながら、その意に反して、この古めかしい時計を購入した。ref.5500 より前の10年を埋める為などと、取ってつけたように自分に言い訳しておく。
rolex cellini ref.3806/8
品番:38xxxxx 1974年製。
素材 18KYG。
ケース径 34mm。
cal.1601 手巻き
直径20.8mm、2針、19800振動。
名機と言われる cal.1600 の耐久性を高め、17石から19石へと引き上げている。
イタリア・ルネッサンス期の有名な金細工士「ベンヴェヌート・チェッリーニ」の華麗な作風にインスピレーションを得て作られた“チェリーニ”コレクション。
2015年現在のチェリーニコレクションは、タイム、デイト、デュアルタイム、プリンスの4種類。
オイスターでもなく、パペチュアルでもない、もう一つの rolex。メインストリームではないが、地味に継続している。
rolex の中ではドレスウォッチの位置付けだが、フラグシップであるデイデイトに遠く及ばず、ポジションがぼやけたモデルのように感じる。デザインについても、お年寄り向けというネガティブなイメージが付いて回る。パテックやヴァシェロンあたりのドレスウォッチと比較するのが残念な程、ぱっとしないのが実情だろう。
更に、1970年代は機械式時計にとって受難の時代。ムーヴメントの進化が止まっていた上に、品質も低下していたと言われる。
デイトジャスト ref.1601 も一瞬頭を過ぎったが、cellini を選択した。シンプル過ぎるデザイン、小さなケース径、適度な重さ。普段使い出来る2針の手巻き。触ってみるとなかなか良い。
標準機デイトジャスト、原点サブマリーナ、キングデイトナ、フラグシップデイデイトではなく、またしても賑やかしの一品。
早速、日本ロレックスでオーバーホールを行い、その後ベルト交換をする予定。
ダイヤルはかなり劣化しているので交換することになりそうだ。
(※日本ロレックスにてオーバーホールの記事は後日)
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